テニスレベルを測るツールとしてUTRとWTNが現在存在します。 アメリカの大学リクルートの世界ではUTRが広く浸透しており、WTNは存在するもののそこまで大学コーチたちの間では浸透していないのが現実ではないでしょうか。 またUTRに比べレーティングにバラツキがあり、UTR程信頼されていないのが現実だと思います。
一方でアメリカのテニス界で言えば、USTAのトーナメントのシードはWTNを採用する形になっていたり、大学のテニスリクルーティングで利用されていたテニスリクルーティングネットがUTRを選手の情報項目から外すと言った動きもあり、UTRだけが重視されてきた動きも変わりが見えてきました。
そんな中、ITF(国際テニス連盟)は8月12日からITFが提唱するレーティングシステム「World Tennis Number(WTN)」のアルゴリズム(計算方法)を大幅にアップデートするニュースを発表しました。
今回の改定は、プレイヤーの「今の実力」をより正確に反映し、すべてのレベルでより公平な試合を提供することを目的としています。
「具体的に何が変わるの?」「自分たちの試合にどう影響するの?」という疑問にお答えするため、今回の変更ポイントを分かりやすく4つにまとめました!
変更ポイント1:直近「3年間」の成績だけが反映される!
これまで以上に「今の実力」が重視されるようになります。
今後は直近3年間の試合結果(ローリング3年制)をもとにレーティングが計算され、3年より前の古い試合結果は自動的に計算対象から外れていきます。
- メリット: 昔の成績に縛られず、直近で上達しているプレイヤーのWTNがしっかり向上しやすくなります!
変更ポイント2:1ゲームの重みがアップ!「6-0」と「6-4」で評価が変わる
今回の改定で最も大きなポイントがこれです!
これまではセット単位での勝敗が大きく影響していましたが、今後は「具体的に何ゲーム取れたか(ゲーム単位のスコア)」が細かく評価されます。
- 6-0 で勝った場合: レーティングが大きく上がります。
- 6-4 や 7-5 などの接戦: レーティングの変動幅は小さくなります。
💡 ここが大事!
「格上の選手に負けてしまった…」という場合でも、諦めずに1ゲームでも多く取ることでレーティングへのマイナス影響を最小限に抑えられます。たとえ敗戦でも、1ゲームごとの頑張りがしっかり評価される仕組みになりました!
ゲーム単位での評価はUTRの評価軸と同じである為、WTNとUTRとの評価軸の差がより縮まると考えられます。
変更ポイント3:ジュニア選手必見!成長スピードを自動サポート
ジュニア選手は、1年で背が伸びたり筋力がついたりして、一気にプレースタイルや強さが変化しますよね。
そこで今回、年齢や成長パターン、前回の試合からの経過時間を考慮した「プレイヤー開発調整(成長補正)」が導入されます。
成長期にあるジュニア選手などの実力変化を、アルゴリズムがより柔軟かつスムーズに反映してくれるようになります。
変更ポイント4:怪我やブランクからの復帰も安心(レーティング減衰)
「怪我で半年以上試合に出られなかった」「受験や仕事でブランクがある」という場合に、復帰戦でいきなり離脱前の高いレーティングのまま厳しい枠組みに入ってしまう…という課題がありました。
今回の改定では、長期間試合に出ていない場合にレーティングが少しずつ調整される「減衰メカニズム」が導入されます。
復帰後も自分の「現在のコンディション」に合った適切なレベルで試合を再開しやすくなります。
まとめ:これからの試合で意識したいこと
今回のアップデート(2026年8月12日~)を一言で言うなら、「すべてのゲームに全力を尽くす価値が生まれた」ということです。
- 勝ちが見えていても、最後まで気を抜かずにゲームを取る!
- 負けそうな試合でも、1ゲームでも多く奪い返す!
勝敗だけでなく、目の前の「1ゲーム」を諦めない姿勢が直接自分のWTNに反映されます。
夏の大会や秋のシーズンに向けて、ぜひこの新しい仕組みを頭に入れてコートに立ちましょう!応援しています!
参考・出典: ITF Official Notice – World Tennis Number Algorithm Enhancements 2026 (July 20, 2026) : https://worldtennisnumber.com/eng/news/world-tennis-number-algorithm-enhancements-2026



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